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東和マッサージ 中野 の日記

女性だけでなく、男性にもある更年期障害

2015.06.17

自分の心身を見詰め直してみよう。①朝立ちの回数が減ってきた。②筋力が弱くなったと感じる。③しばしば目が覚め、眠りが浅い。④やる気が低下、気分が沈む日が増えた。⑤すでに燃え尽きたという感覚がある──。

いずれもストレスや加齢のせいと見過ごされがちだが、「これらのうち、一つでも当てはまる中高年男性は更年期障害を疑い、男性外来を受診してほしい」と、日本メンズヘルス医学会理事長の熊本悦郎医師は力説する。男性更年期障害は、男性ホルモンの代表格で「“男の生”を創り輝かせるホルモン」、テストステロンの減少によって引き起こされる、さまざまな障害の総称だ。  男性更年期障害の主たる症状は冒頭に並べた通りだが、最も深刻なのは、やる気が低下し、気分が沈む、うつ症状だろう。

更年期障害なのに抗うつ剤を処方されたら悲劇

働き盛りであり、職場でも家庭でも重責を担い、バリバリと行動しなくてはならない時期に気力がなえてしまうのは、人生にとって大きな損失だ。メンタルヘルスへの理解が深まり、「うつ病は心の風邪」とも表現される昨今だが、精神科受診のハードルは依然として高い。職場でも家庭でも、誰にも相談できないまま苦しんでいる人は、決して少なくないはずだ。さらに、意を決して精神科を受診した結果、抗うつ剤を処方されてしまったら、悲劇はもっと深まる。
「男性更年期障害から来るうつに、抗うつ剤は効きません。まずテストステロン注射の積極的な治療で体調不全を治してあげねばならない。私はこれまで、不必要な抗うつ剤を処方され、ぼろぼろになって、奥さんに抱きかかえられるようにして来院した患者さんをたくさん治療してきました」 テストステロン濃度は医療機関で調べることができる。思い当たる人はぜひ一度、検査を受けてみてほしい。また、男性ホルモンは前立腺がんを増やすという説があるが、それは誤解。むしろテストステロン濃度が低い人の方が、悪性の前立腺がんになりやすいのだとか。  ちなみに80才でエベレスト登頂を成し遂げた三浦雄一郎氏も、熊本医師の下で気力と体力を取り戻すためのテストステロン補充療法と、テストステロンを増やす生活の指導を受けたという。妙に納得させられる話である。  実は、テストステロンは医者に頼らず、中高年になっても増やすことができ

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