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東和マッサージ 中野 の日記

桃を食べよう!!

2014.08.06

肩マッサージ

今日も東京は猛暑日となっております。中国地方や東北では、雨が降りねぶた祭りも中止となっ

たそうです。そんな中、最近はスーパーや果物屋さんにたくさん出回っているのが「桃」です。旬

の果物だけあって、今の時期に食べると体にいいようです。

(我が愛しの上海HPより http://mdfujita.sblo.jp/)
ー前略ー
ところで、桃は中医薬としてもとても重宝されます。夏に収穫される果物の多くが寒性であるのに対して、桃の性質は甘・酸味で、温性であるというのは大きな特徴だと思います。帰経は肝・肺・大腸になります。主な効能は生津潤腸、活血消積となっていて、便秘や咽の渇き、咳などにも使われます。さらに、桃には豊富な鉄分が含まれていて、血の巡りをよくする活血化瘀や養血の働きもあり、美容にいいと言われるのもそのためですね。
ただ、桃と言えば中医学や漢方をしている医者が真っ先に思いつくのが、生薬「桃仁」でしょう。桃を食べたときに出てくる大きな種の中を割ると出て来ます。新鮮な桃仁は真っ白で表面がツルツルしており、香ばしい香りがしてきます。桃仁を使った有名な処方に、桃紅四物湯があります。生理痛や産後の腹痛、さらに虫垂炎なども含まれる腸癰という疾患にも使われました。体内にたまった膿を出してしまうような感じですが、桃仁そのものの苦みと関係がある作用ですね。
現代医学の研究でも、桃仁を使った複合処方では肝臓癌に対して一定の作用があるほか、免疫力低下を抑制し、活血化瘀作用が瘀血状態を改善するために、癌の転移や再発予防に対して一定の働きがあるあことが知られています。
桃仁のような種系の生薬は、便秘解消にも作用します。特に、腸内の津液が不足したような乾燥型の便秘では桃仁は重宝します。

実は、あまり知られていないのが、桃の葉っぱの薬効。
地元の人はよく使っておられますが、葉っぱの汁が蕁麻疹による痒みに効果があり、皮膚疾患の痒みにもよかったりします。

そのほか、熟す前に落ちた若い桃は「碧桃乾」と呼び、寝汗なを指す盗汗や、体調不良による発汗に治療に使います。



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