東和マッサージ 中野 の日記
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春から夏への養生
2014.05.16
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肩マッサージ
素問の一節(中国最古の医学書、黄帝内経より)古くから季節と養生の関係が記述されていま
す。
「四気調神大論篇第二
春三月、此謂発陳。天地倶生、万物以栄。夜臥早起、広歩於庭、被髮緩形、以使志生。
生而勿殺、予而勿奪、賞而勿罰。此春気之応、養生之道也。逆之則傷肝、夏為寒変、
奉長者少。」 春の三ヶ月間を発陳という。それはすべてのものが発生し、つらなる季節である。
この期間に、天地間のもろもろのものが生きいきと発生し、つらなって繁栄しようと動き始める。
この時にはすべてをゆっくりとのびのびさせておく。それが春における陽気の発生を特徴とする天地の気に相応ずることであって、それこそ春時の養生法である。 「夏三月、此謂蕃秀。天地気交、万物華実。夜臥早起、無厭於日。使志無怒、使華英成秀、
使気得泄、若所愛在外。此夏気之応、養長之道也。逆之則傷心、秋為痎瘧、奉收者少、
冬至重病。」 夏の三ヶ月を、蕃秀という。それは花咲栄える季節である。
この期間には、天地の陰陽の気が活発に交流しあって、生きとし生けるものすべて花咲き実る壮んなときである。
この時にはすべて発散させるようにし、鬱積することのないように気を付けるべきである。それが夏における成長を特徴とする天地の気に相応じることであって、これこそ夏時の養生法である。
というように、これからの梅雨の時期から暑い夏に備えて、少し体を動かす(ちょっと散歩してみる
とか、気分転換に美術館、映画、舞台etc.)外の空気にふれてみるというのもよいでしょう。あとは
定期的に、マッサージや鍼も入れていくと、コンディションがよくなりますよ。