東和マッサージ 中野 の日記
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ひざの痛みの対処法
2014.05.10
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肩マッサージ
いい季節になりました。草木がきれいな時季ですね?お出かけの機会が多くなります。そんなと
きに、膝痛は結構つらいですね?
(NHK 健康HPよりhttp://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2009/07/0709.html)
ひざは非常に大きな負荷が加わる関節の1つです。片方のひざにかかる負荷は、立っているときで体重の1.1倍、歩くときには約2.6倍、階段を下りるときには先に下ろしたほうのひざには約3.5倍もの力がかかります。階段を速く下りたり、走ったりジャンプしたりすると、さらに大きな衝撃を受けます。
ひざにこれほどの負荷がかかってもすぐに傷まないのは、関節軟骨や半月板が衝撃を和らげているためです。しかし、加齢や肥満によってひざへの負荷が積み重なると、半月板が傷んだり関節軟骨がすり減りやすくなり、変形性ひざ関節症を発症します。運動不足はさらにその症状を悪化させます。一方で、運動のし過ぎでスポーツ外傷と呼ばれるけがをして痛みが出ることもあります。半月板損傷やじん帯損傷がその代表です。
加齢とともに痛くなった場合は、工夫や日頃の体操で改善することも可能です。
※両足で押し合う体操・・・両手でいすをつかみ、いすに深く座って両足を少し上げ、右脚を左脚の上に乗せる。右脚は下に向かって、左脚は上に向かって力を入れて、両脚で押し合う。このとき、足先にも力を入れる。約5秒間静止したら、ゆっくり両脚を元に戻して下ろす。脚を替えて同様に行う。
※タオル手繰り寄せ体操・・・はだしになっていすに座り、床に敷いたタオルの上に右足を乗せる。両手はいすをつかむ。右足の指でタオルをつかみ、手繰り寄せていく。このとき、じゃんけんのパーのように指を開き、グーの動作で手繰り寄せる。ある程度手繰り寄せたら、タオルを元に戻す。左足でも同様に行う。
ひざが痛いと階段の上り下りが不便ですが、足の運びの工夫で負担を減らせます。上るときには痛みの少ないほうの足から上げ、降りるときには痛む足をまずおろします。こうして一段ずつ上り下りすれば、痛むひざをあまり曲げることなく階段を通過できます。肥満の予防や改善も大切です。肥満がある人の場合、「体重を1~2㎏程度減らすだけでひざの痛みが軽くなった」という例が少なくありません。