東和マッサージ 中野 の日記
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季節と体調変化
2014.04.30
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肩マッサージ
寒くもなく、暑くもないちょうどよい季節になってきました。この時期は、 穀雨=穀物を育てる雨が
降り、芽を出させるという意味。「百穀春雨に潤う」から、立夏=夏の始まり。東洋暦では立夏から
立秋の前日までを夏、西洋暦では夏至から秋分の前日までを夏としています。「夏の気始めて立
つ」にあたります。季節の変わり目に合わせて、体調も変わっていきます。
(逓信病院HPより抜粋http://www.hospital.japanpost.jp/health/health201204.html)
この時期には、花粉やほこりなどの影響により目のかゆみや充血などを引き起こすアレルギー性結膜炎などが多くみられます。また最近ではこのような時期的要因に加え、日頃の生活環境や生活習慣などを原因とする目の病気も増えてきました。 仕事や日常生活においてパソコンや携帯電話、携帯型ゲーム機などの画面を見る機会が増えたため、「眼精疲労」を発症するケースが増えていたり、画面を長時間見ることにより目が緊張してまばたきの回数が減少し、目の表面が乾いた状態になり、「ドライアイ」を生じるケースもでています。普段無意識に行っているまばたきですが、人は1分間に約10回から20回まばたきをしています。ところがパソコンなどの作業中は画面に見入ってしまうため、まばたきの回数はその1/4くらいまで減少してしまうのです。
(図)目の構造 また、主に加齢が原因で発症する目の病気として、レンズの働きをする目の水晶体が濁って物がかすんで見えたりまぶしさを感じたりする「白内障(はくないしょう)」、眼圧の上昇など何らかの視神経の障害により視野の一部分が喪失してくる「緑内障(りょくないしょう)」(日本人に一番多い目の病気と言われています。)、網膜の中心部の黄斑という部分が傷んで物が見えにくくなる「加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせいせい)」、視野に糸くずやゴミのようなものが現れ、蚊が飛んでいるように見える「飛蚊症(ひぶんしょう)」などがあります。 そのほか生活習慣病、特に糖尿病からの合併症で網膜や硝子体に異常を来たす「糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)」があります。これは失明の危険性が非常に高いと言われる病気です。
目に休養を与えてあげることが何より大切です。目はとても働き者の器官です。私たちは日常生活において、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚といった五感を使って外部からさまざまな情報を収集していますが、そのうちの約80%から90%は、視覚である目から収集していると言われています。パソコンや携帯電話などを連続して使用する際は、時々、遠くや外の景色を見るなど目を休ませてあげましょう。 また生活習慣病予防のために日ごろから規則正しい生活とバランスの良い食事を心がけることも大切です。
目が疲れると頭痛や肩こり、腹痛など全身の症状を伴うこともあります。快適な日常生活を送るためにも、ぜひご自身の目をケアしてあげてください。