東和マッサージ 中野 の日記
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気逆
2014.02.15
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肩マッサージ
今回も先週同様、天気予報ズバリ当たったでしょう!!という感じでした・・・。
先週の雪とは違い、水分を多く含んだシャーベット状。とはいえ、土曜日の深夜回っても雨にはな
らないで、積り続け、朝方雨に変わったようです。足元が悪く、電車も遅延や運休、飛行機も欠航
が多かったようで、関係者の方々は大変だったことと思います。
寒いのにも関わらず、首から上が熱くなり、ぼーっとなるくらいになってしまう症状があります。
気血水の「気」が逆行して循環している状態のことで、気逆(きぎゃく)と呼び、
イライラした人が顔を真っ赤にして怒っている姿・・気逆の典型的な姿です。
また血や気の流れが悪くなることで、顔や上半身はのぼせたり、ほてったりするのに、下半身が
冷えている状態になります。更年期にはホットフラッシュと呼ばれ、急に汗をかいたりのぼせたり
という症状が顕著になります。さらに重い場合は、逆に手足が熱く感じる場合もあります。これは
、凍傷の一歩手前で熱く感じるような状態です。
イライラする感情は、下へ降りるべき気が降りられずに上へ昇ったために生じると考えます。食生
活では、肉食を減らして野菜中心とするとともに、香辛料を控えることが重要です。これは、香辛
料には気を上に昇らせる働きのあるものが多いからです。さらに、就眠時間を早めるなど、生活リ
ズム全般をゆっくりとしたリズムに変えることも、イライラの解消となります。また、呼吸について
も、太極拳のようにゆっくりとした呼吸にすることで、気の上昇が改善します。 このような方法で
はイライラが改善しない、あるいは生活を変えることは出来ないという人は、漢方薬で改善するこ
とも可能です。桃核承気湯(とうかくじょうきとう)や抑肝散(よくかんさん)、加味逍遙散(かみしょう
ようさん)といった漢方薬はイライラを主とした気逆に対して使用される代表的な漢方薬だそうで
す。イライラするのは単なる性格と考えるのではなく、イライラに対処することは、単に人間関係
を円滑にするだけではなく、体の歪みを是正することにもつながります。
