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作業関連性筋骨格障害(頚肩腕症候群)

2013.08.17

世界的規模で多くの人々が苦しんでいる頸肩腕障害や腰痛などの中には、労働に由来して発症したり、労働に規定された生活が発生や悪化によって影響を受ける場合などが多数存在します。頸肩腕障害だけでなく高血圧や心筋梗塞などの虚血性疾患なども作業関連性疾患として知られています。ストレスの多い職場や深夜勤務のある職種などでこれらの疾患にかかる率が上昇している事実があるからです。

この前の記事でも述べましたがは職業病的な要素(パソコンなどの長時間の使用)によっても誘発されると言われており、業務上疾病のひとつとして確立された疾患です。ですから現在では頸肩腕障害や腰痛のような疾患は作業関連性疾患として捕らえる事が世界の常識となりつつあります。日本では今のところ職業性頸肩腕障害、作業関連性筋骨格系障害、上肢障害、頚肩腕症候群などと呼ばれています。コンピュータが仕事だけでなく生活の中にも浸透している現代の状況が浮き彫りとなっています。

頚肩腕症候群の原因としては様々な説が挙げられていますが代表的なものとしては頚椎(首の骨)の関節の問題(例えば椎間関節や椎間板の異常)や鎖骨周辺の神経・血管の障害、首や肩の筋肉疲労、精神的ストレス、内臓疾患などが挙げられます。

頚肩腕症候群は一日中座って作業をするような労働やストレスを原因とする場合が多いと言われています。特にパソコンに向かって長時間キーボードやマウスを操作したりする仕事の人に多くみられます。同じ姿勢を長時間にわたってとり続ける仕事は特定の筋肉を疲労させるので高リスクとなります。またパソコンやゲームの普及によって若年層でも多く見られ、男性より女性のほうがかかりやすいとされています。

毎日の比較的軽めの負担の積み重ねによって頚肩腕症候群は引き起こされますが、その代表的なものがマウスを使ったパソコンの作業です。一見するとマウスの上に手をのっけているだけに見えますが、長時間続ける事で腕や肩に負荷の強い作業になり得ます。なぜなら、マウスを自由に動かす為には腕が自由に動く必要があります。その為、肩関節などが固定される必要がありますから、肩周辺の筋肉が疲労します。更にマウスを使うときにはコンピュータ上のカーソルを目で捉えて作業しています。目で捉える為に首は固定された状態になります。

つまり、首は固定した上で目玉の周りの筋肉だけを微妙に動かしながら手でマウスを動かしているのです。近頃は液晶モニターが普及しているせいで以前のようにモニターに場所をとられること無く机を広く使えるようになりました。その為、前のめりの姿勢で状態を左腕で支えながら、右腕でマウスを使うというような姿勢が頻繁に見られるようになったのです。体の仕組みについてお話したとおり頭は前部の方が重いので前のめりになると首の後ろ側にある筋肉への負担が大きくなります。

このように肉体への負荷が軽そうな作業の中に頚肩腕症候群の原因となりうる要因がたくさん潜んでいる事がおわかり頂けたかと思います。

作業関連性筋骨格障害(頚肩腕症候群)

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