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蜂窩織炎 検査と診断

2012.09.27

血液検査では、白血球が増え、CRP(炎症検査の項目)の上昇がみられます。

せつ(せつ)・癰(よう)でみられる膿栓(のうせん)(毛穴に一致してうみが見える点)はできません。

丹毒(たんどく)は浅いところの蜂窩織炎ですが、必ずしも区別は簡単ではありません。

結節性紅斑(けっせつせいこうはん)は皮膚の狭い範囲の赤みのあるしこりで、主に下腿にできます。
蜂窩織炎に似ていても、高熱、激しい筋肉痛や関節痛、血圧低下などがみられる場合は、壊死性筋膜炎(えしせいきんまくえん)の発症を考えて対処します。



※ せつは、毛包(もうほう)および毛包周囲の細菌感染によって起こり、膿瘍(のうよう)(皮膚のなかにうみがたまった状態)となって炎症は皮下の脂肪組織まで及ぶことがあります。顔にできたおできを面疔(めんちょう)と呼びます。

※ 癰は、隣同士の数個以上の毛包や毛包の周囲に同時に細菌感染が生じたものです。

※ 結節性紅斑 下腿(かたい)(膝から足首まで)に円形ないし不規則形の紅斑が多発し、触ると硬いしこりと圧痛のある病気で、病理学的には皮下脂肪組織を中心とする炎症です。

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