東和マッサージ 中野 の日記
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坐骨神経痛の治療
2012.08.21
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腰痛や足のしびれからくる坐骨神経痛の治療には時期によって治療方法は異なります。 また坐骨神経痛の原因によっても違いますし、方法はさまざまです。
一番の基本は絶対安静です。
坐骨神経痛の急性期は、症状がピークになっていますので無理は禁物です。
同じ姿勢(座った姿勢や中腰の姿勢など)でいることを気をつけたり、筋力強化運動やエクササイズをすることも、重要な坐骨神経痛の治療の一つです。
腰に装着するコルセットを日常生活で使用する場合もあります。
コルセットで姿勢を正して腰を保護し、身体に負担がかからないようにします。
整形外科での治療では薬物療法も行われます。
安静にしていても症状がひどくて耐えられない場合に、薬で痛みを抑えます。
非ステロイド性の消炎鎮痛剤の飲み薬か座薬が処方される事が多いです。
腰部脊柱管狭窄症の場合は、血液の流れの悪化が足のしびれを生じる原因なので、血流を良くする薬が処方されます。
しかし薬での治療を続けていくと、胃腸障害や心臓疾患などの副作用の心配が出てきます。
慢性期の坐骨神経痛には、ホットパックなどの温熱療法や、超音波・低周波・高周波・干渉波などの電療も用いられます。血行促進が目的です
牽引治療といって、骨盤にベルトをして引っ張り腰の周りの筋肉の緊張をほぐして血流を改善する方法もあります。
理学療法の中には自分で自宅でもできそうなものもありますが、勝手な自己判断で行ってしまうと症状が悪化してしまう恐れがあります。
神経ブロックは、足のしびれや痛みの原因となっている神経に局所麻酔をして痛みが伝わるのを遮断します。
痛みがブロックされることにより、血流を改善して炎症を鎮めます。
神経ブロックは、一度の注射で何ヶ月か痛みがなくなる患者もいれば、そのまま完治してしまう方もいます。
逆に1時間ほどしか痛みがなくならないという患者もいますし、神経ブロックの効果は人それぞれです。
ヘルニアや腫瘍が原因の坐骨神経痛は、手術が行われることもあります。