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統合失調症、左脳に特徴=深部の一部大きく

2016.01.19

統合失調症患者は左脳深部の「淡蒼球(たんそうきゅう)」の体積が右脳側より大きいとの研究結果を、大阪大や東京大など国内37研究機関が共同でまとめ、米科学誌モレキュラー・サイカイアトリー電子版に19日発表した。
 淡蒼球は神経核の一部で、運動機能や意欲などに関わるとされる。一般の人は左右の淡蒼球の体積に違いはなく、研究結果は新たな治療法や診断法の開発に将来つながる可能性があるという。
 統合失調症は約100人に1人が発症する精神障害で、幻覚や妄想、意欲低下などの症状が表れるとされる。患者は淡蒼球の体積が大きいことが知られていたが、左右の違いの有無など詳しいことは分かっていなかった。
 研究グループは、統合失調症患者884人と一般の1680人を対象に脳の画像を解析。構造などを比較したところ、患者は左脳側の淡蒼球が平均で約4%大きかったという

統合失調症、左脳に特徴=深部の一部大きく

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