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<相手の表情>「顔を読む」能力 身に着くのは3歳半ごろ

2015.11.11

京都大大学院教育学研究科の明和政子教授(発達科学)らのグループは、ヒトが相手の表情を見て何を考えているか推論する「顔を読む」能力が生後3歳半ごろに身に着けられると発表した。研究成果は5日、米科学誌「プロスワン」(電子版)に掲載された。

 ヒトが乳児期から相手の表情をよく見ることは分かっていたが、大人と同様に顔から心理状態を読み取る能力がいつごろ身に着くかは不明だった。

 言葉を通じて相手の心理を推論する能力は4歳~4歳半で獲得されると過去の研究で判明しており、グループは視覚を通じた推論能力はもう少し早い段階で身に着くと推定。▽20代の成人(15人)▽3歳半児(16人)▽12カ月児(16人)▽チンパンジー(6頭)--にそれぞれ映像を見せ、登場人物の表情を目で追う時間を比較した。

 映像は(1)コップにジュースを注ぐ行為(予測通りの行為)(2)机の上に注ぐ行為(予測と違う行為)--の2種類。成人では、注いだ直後に登場人物の表情を見る時間が(2)の方が(1)よりも長かった。3歳半児の場合も、時間差は小さいものの同様の傾向が見られたという。一方、12カ月児やチンパンジーはこうした傾向は見られなかった。

 ジュースを机にこぼす予測外の行為の直後に表情への注目が高まることについて、明和教授は「行為者の心の状態を文脈に応じて意識的に推論し、理解しようとしているため」と分析。ヒトは顔の表情から相手の考えを読み取る能力を生後3、4年かけて獲得していくと考えられると結論づけた。

 今回の分析方法は、相手の心の状態を文脈に応じて推論することが難しい発達障害の人の認知能力を探ることにも生かせるという。

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