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足の切断は年間2万足!? 糖尿病患者が見落とす“下肢切断”のリスクに医師が警鐘

2015.12.17

「10人に1人が糖尿病になる時代」と言われて久しい。生活習慣病の一つとして網膜症や腎症などの合併症を併発することはよく知られるが、「糖尿病には“下肢切断”のリスクがある」と警鐘を鳴らすのは「足の診療所」の桑原靖医師だ。

「糖尿病の合併症の中で、足についてのリスクは世間であまり知られていません。視力の低下と腎機能障害は有名なんですが、足の神経障害はほとんど知られていないです。神経障害になると、画びょうを踏んでも痛みを感じない足になります。たこができても痛くないし、靴に石ころが入っても痛くないし、とにかくリスクが大きいんです」

◆「冷え性」から足を切断する“最悪の結末”も

 足の痛みを感じなくなることが、具体的にどういったリスクに繋がるのか?

「冬場には、足先の血管が収縮し、指先に血流が行き渡らなくなり冷えを感じる人の中では“重症な動脈硬化”のケースがあります。アメリカでは、足を切断する人の6割は糖尿病という統計があって、事故が原因で切断となるよりもずっと多い。糖尿病で感覚がなくなると、自然とキツめの靴を買ってしまい靴擦れを起こしてしまう。ちょっとした傷が足にできても気づかないし、細菌の感染への抵抗力が弱くなってしまう。このふたつが重なって足が腐ってしまい、そのまま切断する糖尿病の方がとても多いです。

 今は正確に統計をとっている状況ですが、日本で足を切断する人は年間2万足と言われていて、下肢切断後の患者のおよそ7割は5年以内に亡くなっている。これは、肺がんの死亡率に匹敵します。そして世界では、糖尿病が原因で20~30秒に1本のペースで足が切断されています。地雷を踏んで足をなくす人は30分に1本で、糖尿病で足をなくすほうがはるかに社会的問題だと言われています」

 国際糖尿病連合(IDF)が’15年の「世界糖尿病デー」にあわせて発表した『糖尿病アトラス 第7版』によると、世界の糖尿病人口は爆発的に増え続けており、’15年現在で糖尿病の有病者数は4億1500万人にのぼる。有効な対策を施さなければ、’40年までには6億4200万人に到達すると予測している。

 桑原医師は医学部生時代に、足を切断している人の多くが事故ではなく糖尿病患者で、それは靴擦れや巻き爪といった些細な足のトラブルから始まっていることを知り衝撃を受けたと話す。糖尿病で「足が冷える」人は要注意だ。

「足の冷えを感じて、さらに糖尿病だという人は危険なので、まずは誰かに足を診てもらったほうがいいですね。

 病院は基本的に、痛みを訴える人しか来ないんです。でも、なぜ痛いのかわからない。年齢のせいだと言われ、『湿布と痛み止めを出しておきますね』で終わっては何の解決にもなりません。今は10人に1人が糖尿病になる時代なので、糖尿病だけでなく合併症も診ないと医療として成立しない。痛みの段階で診られる医療機関が増えてくれば、足を切断するリスクはなくなるはずです」

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